2015年05月09日
ハンコ代 とは、1人の 相続人 が 財産 の全てを 取得 する代わりに、他の 相続人 に 金銭 を払うという 代償分割 の一つととらえることができます。 相続 が 発生 し、 遺言 がない場合、 名義変更 をするときに、 遺産分割協議書 が必要になります。その際、 単独 で 相続 する人がその旨の 遺産分割協議書 を 作成 し、 他の 相続人 に 実印 を押してもらうときに支払うのが、いわゆるハンコ代です。 相場 は、 数十万円 から 数億円 まで、 資産内容 や 相続人 の関係によって様々です。
また、 実家 の 土地 ・ 建物 が 遺産 の大半を占める場合には、 現実問題 として 他の 兄弟姉妹 には 財産 を分けにくいことがあります。そうすると、どうしても 他の 相続人 の取り分は少なくなります。 ハンコ代 は 我慢 してもらう代わりという意味合いもあると考えられています。
税金上 で注意するところがあり、それは 遺産分割協議書 の中に ハンコ代の 記載 がない場合、他の 相続人 に ハンコ代 を渡してしまうと、それは 贈与 ということになります。 当然 、 贈与税 がかかります(※ハンコ代が110万円以下なら、 贈与 となっても 非課税 です)。
それを 回避 するには、ハンコ代も 遺産分割協議書 の中に入れておくことがおすすめです。 遺産分割協議書 の中で、「○○が全ての遺産を取得し、他の相続人に〇〇万円ずつ払う」旨の 記載 があれば、 贈与 にはなりません。
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