2015年03月31日
相続 は 戸籍 が 必要 な 手続 が 多いのですが、戸籍と言っても、いくつか、 種類 があります。
一般的 に戸籍と言う 場合 には、 戸籍謄本 や 戸籍抄本 のことを指します。これらの戸籍は、【 現在の 】 その人 の 状態 が 記載されているもので、 結婚 をして 新しく戸籍 を 作った人 などは、この 戸籍謄本 や 戸籍抄本 では、 結婚前 の 情報 が 載っておりません。
通常時 では、この戸籍謄本 か 戸籍抄本 くらいしか 必要 とすることはありませんが、 相続 など、亡くなった人 の 出生 から 死亡 までが分かるものが必要なときは、 除籍 や 改製原戸籍 が 必要 になったりします。それぞれの戸籍についての 違い を 纏めていこうと思います。
※謄本と抄本の違い
謄本 とは戸籍に 載っている全員 を 記載 したもので、 抄本 とは戸籍に 載っている一部の人だけを記載したものです。
現在 の 情報のみ の戸籍で、その戸籍に載っている【 全員の人の情報を載せた証明書 】のことです。 少し前 までは、 紙 で 保存していた戸籍でしたが、 最近 のものは、パソコン で 情報 を 管理 し、 パソコン から 出力 し 印刷 します(この戸籍の 電算化 を行っているかは、各市区町村によります)。この パソコン から 打ち出される 戸籍 のことを 戸籍全部事項証明 と呼んだりもします。
現在 の 情報のみの戸籍で、その戸籍に載っている【 一部の人の情報を載せた証明書 】のことです。 戸籍謄本 と 同様 で、少し前までは、 紙 で 保存していた 戸籍 でしたが、 最近 のものは、 パソコン で 情報 を 管理し、 パソコン から 出力 し 印刷 します( この戸籍の電算化を行っているかは、各市区町村によります )。 この パソコン から 打ち出される戸籍のことを 戸籍一部事項証明 と 呼んだりもします。
また、 筆頭者 が 誰 であるかということは、 戸籍抄本であっても 必ず 記載 されますが、 筆頭者 の 身分関係 の 情報 まで 載ってくるものではありません。
除籍 とは、 死亡 や 結婚 、 本籍の移動 などにより、戸籍に 載っていた人【 全員が 】 除かれてしまった戸籍のことです。
戸籍 の電算化をおこなった市区町村では、今まで紙で保存してきた戸籍が、パソコン管理による 戸籍 に変えた際に残ります。この紙で保存されていた戸籍のことを、平成改製原戸籍と呼んで保存しております。過去の身分関係を調べていくのに必要な 戸籍 の一つです。
この電算化のときに現在の情報を載せた戸籍謄本には、紙の戸籍で死んでいたり結婚したりして除かれている人の情報は載ってきません。
昭和初期に、平成改製原戸籍と同じような状況があり、それまで使っていた戸籍を昭和改製原戸籍として保存しております。
この昭和初期の改製により、戸主を中心とした家単位の戸籍が、現在のような夫婦とその子供でつくられる戸籍に変わりました。この昭和改製原戸籍をとると、その家に登録されていた人がすべて記載されているため、子供はもちろんのこと、孫や子供の嫁、甥や姪なども記載されております。
相続人 を調べたり、手続に戸籍が必要な場合など、 被 相続人 の一生分の戸籍が必要でかなりの労力を費やさないといけない場面が 相続 手続にはあります。
遠隔地の戸籍が必要になったり、古い戸籍が必要で手書きの読めない戸籍の解読が必要になったりもします。そんな時にはお気軽にご相談ください。
大阪 堺 相続・遺言 相談 センター 運営の行政書士エスト法務事務所では、戸籍収集、相続人 調査のみのご依頼も承っております。迅速に対応いたします。
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