旧土地台帳 とは、明治20年頃から昭和12年頃までに利用された、土地の所有者等の諸情報を記録した台帳で、各地の法務局に保管されています。
この台帳に記載されている最初の所有者というのは、明治20年代初期の土地の所有者、つまりその時代のその家の当主だった方ですから、通常幕末頃に生まれた方ということになります。
閲覧は無料で、分厚い台帳そのものを持ってきてくれますので、該当する地番前後の土地の情報も確認することができます。
ご先祖が、どのくらいの土地を所有していたかも分かりますので、同じ村の他の家の土地所有状況と比較することにより、当時の村内での立場や経済状況を推測することもできます。
また、見たい土地が遠方の場合は、その土地を管轄する法務局に郵便で請求することもできます。
除籍謄本の保存期間の関係で、年々除籍謄本から得られる情報が少なくなってきています。最近では、明治の中頃の出生の方が戸主である除籍謄本までしか取れなかったというケースも出てくるようになっています。
このような流れの中、幕末頃の生まれの方が記載されている旧土地台帳の価値は、以前に増して大きくなっています。
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